【米国ブログ】日本食のマナー「丼ぶりなどはすすって食べよう!」

米国ブログ「Stephanie Rosic」内のコーナー「Dinners Around The World」で、日本留学の思い出や日本食の楽しみ方が紹介された。

  筆者である女性は、14歳の時に日本へ留学した経験があり、「髪型を変えたり、山ほどのシャツを詰めたりと、初めて親元から遠く離れた日本へ行くことに大興奮した」という。

  数週間の留学経験で、「日本の文化にすっかり惚れ込んだ」という筆者は、「それを自分の子供たちに伝えてきた」と語った。その結果、筆者の子供たちは折り紙やマンガなどの文化、お弁当やお菓子類などの食べ物に親しみを持って育ったようだ。

  筆者自身の日本滞在体験が楽しく有意義であったからこそ、楽しかった思い出として懐かしみつつ、その楽しみを分け合う形で、次世代の子供たちにも日本の文化を伝えようとしているのだろう。

  続けて筆者は、大好きな日本食について、「伝統的な日本食は、米、肉や魚、野菜、みそ汁など多くの食品から成り立っている」と述べ、日本食ディナーの例としてさまざまな料理を紹介した。

  「そば、うどん、とんかつ、手巻き、丼ぶり、天ぷら」など、筆者のチョイスからは、日本滞在中に実に多くの日本食に挑戦したことがうかがえる。これらは、ごく一般的な家庭でよく食べられているものばかりであり、気取らない日本の家庭食が気に入っている様子がうかがえる。

  また、食べ方にこだわりがあるようで、「重要事項」として「子供たちには自分の丼ぶりなどから直接すすって食べさせよう」とすすめた。欧米では、音を立てたり、皿や碗に直接口をつけてすすったりする食べ方はマナー違反とされるケースが多い。しかし、日本食の場合は、逆に食べる音がおいしさを表現するという考え方もあり、丼ぶりものは、汁ものでも飯ものでも、丼ぶりから直接すすって食べてよいとされることも多い。

  普段は行儀が悪いと注意される音を立て、丼ぶりからすすりあげる食べ方を許されて、大喜びして食べ始める子供たちの姿が目に浮かぶようだ。ブログには、「日曜日は日本食ディナーに決まり!」と、日本食とその食べ方に賛成するコメントも寄せられている。

  このように、筆者は月に一度、「世界の夕食」と題したコーナーで世界中の食事を紹介しているが、その目的として、食文化に触れることで、「子供たちがより国際人として育つ助けとなる」と語っている。

  日本食は、伝統的な食事だけでなく、世界のさまざまな食文化を取り入れている。筆者が「日本食の日」を設けているように、週に一度、または月に一度、その食事の起源を見直す「米国食の日」や「中国食の日」などを設けてみるのもおもしろそうだ。(編集担当:佐藤あきこ・山口幸治)

searchinaより引用しました。