【W杯ジャンプ】高梨、有言実行の「恩返し」

高梨がW杯総合2連覇という金字塔を打ち立てた。世界ジュニア選手権3連覇、五輪初代女王など数々のタイトルが懸かった今季。中でも高梨が強いこだわりを持っていたのが、この総合優勝のタイトルだ。

 父、寛也さんによると、普段、具体的な目標を口にしない高梨が「絶対に取りたい」とシーズン前に宣言していたほどだ。今季最終戦(3月22日)がスロベニア・プラニツァで予定されていることも大きな理由の一つ。使用するスキー板メーカー「エラン」が本社を置くのがスロベニア。高梨は自身の板に細かい改良を加えてくれるメーカー関係者に感謝の念を忘れず、最終戦でクリスタルトロフィーを受け取る姿を披露し、「お世話になっている恩返しがしたい」と考えていたのだという。

 W杯最終戦に心優しき17歳は“女王の証し”を高々と掲げるはずだ。(宝田将志)

 

msn産経ニュースより引用しました。