「殺人ロボット兵器」規制を初めて協議 通常兵器条約会議が開幕

非人道的な通常兵器の使用禁止や制限を目指す特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)の締約国会議が14日、ジュネーブの国連欧州本部で2日間の日程で開幕した。兵士に代わって敵を自動的に殺傷する「殺人ロボット兵器」が初めて取り上げられた。

 殺人ロボット兵器の規制に向けた議論の進め方を協議。議長国フランスは2014年に非公式の専門家会合を開いて殺人ロボット兵器の定義などを話し合い、同年のCCW締約国会議で15年に議論を継続するかどうかを決めるとの議長案を示し、各国の合意を図る。

 14日の会議では、日本や米国、中国などが、殺人ロボット兵器の規制に向けた多国間の取り組みにおおむね賛同する発言をした。

 無人機導入が各国で進む中、国際人道法上の問題がより大きいとされる殺人ロボット兵器の禁止を求める国際世論は高まっている。殺人ロボット兵器は人間の意思を介さず敵を攻撃する「自己完結型」兵器。米国などで開発が進められている。(共同)

msn産経ニュースより引用しました。