米国「腰パン」論争は続く 賛否をめぐるユニークな意見

ズボンをずり下げてはく“腰パン”をめぐり、米国の自治体が相次いで禁止条例を制定しているという話題を先日、このブログで紹介した。その後も、賛否をめぐるユニークな意見を耳にしたので紹介したい。

減量に成功したという男性(46)は、「普段ベルトをしないからズボンはゆるゆるだ。ニューヨークで条例が制定されたら私まで処罰されるのか」と条例に反対する。ある年配の女性も「自由を奪うのはどうか。腰パン姿の若者は私たちの服を嫌いかもしれないが、彼らは私たちに指図はしない」と援護する。

 南部ルイジアナ州ボガルサ市議の調査によれば、ズボンからはみ出している衣類の68%は下着ではなく、運動用の短パンとか。同市議は「腰パンはファッションの一形態だ」と寛容だ。

 一方、学校で腰パン姿を通学停止の対象にしているフロリダ州の州議員は、処分が解けた生徒200人にベルトを渡した上で、きつくお灸を据えたという。服装の乱れが成績低下につながると懸念する親は多い。

 「若者からは、『暗黒の時代到来』といわれるかもしれないが、清潔感あふれる若者が増えることを望む」-。禁止条例が最近制定された東部ニュージャージー州ワイルドウッドに住む70歳代のリリアさんの意見にはまったく同感だ。(黒沢潤)

yahooニュースより引用しました。