近づく台風 内妻海岸、波乗り盛況

30日午前の徳島県内は南から暖かい空気が流れ込み、各地で気温が上昇した。九州に接近中の台風15号は次第に進路を東寄りに変え、9月1日未明から明け方にかけて県内に最接近する見通し。

 徳島地方気象台によると、正午現在の最高気温は徳島市で34・7度を観測するなど各地で30度を上回った。午後からは雲が広がり、雨や雷雨となる所がある。

 台風15号は正午現在、東シナ海を時速20キロで北北東に進んでいる。中心気圧は996ヘクトパスカル。県内に近づく頃には温帯低気圧に変わるとみられている。接近に伴い、31日夕方から9月1日明け方にかけて、1時間に多い所で北部60ミリ、南部80ミリの雨が降る見込み。

 牟岐町内妻の内妻海岸は、台風の影響で高くなった波を求めるサーファーでにぎわった。同町の家形知史さん(33)=サーフボード製造業=は「波がある割に日差しがのぞき、風もない。いい状況でサーフィンを楽しめる」と息を弾ませた。

 

徳島新聞より引用しました。