警視庁捜査一課9係 #8「殺人スタント」あらすじ

転載元:公式サイト

 ベテランスタントマンの武藤(浜田学)が撮影現場のビルの屋上から転落死した。昼休憩中に、飛び降りるシーンを撮影する屋上から転落したとか。仕事にこだわる武藤だけに飛び降りるイメージトレーニングをしていて誤って落ちた事故なのか、それとも自殺か、他殺か?

 武藤は5年前に一度引退。妻・香織(遊井亮子)が父親の後を継いで経営する葬儀社で副社長をしていたという。今回は長年コンビを組んでいた主演の影山(大浦龍宇一)に頼まれ、現場に復帰したらしいが、香織は自殺の可能性はないと否定する。

 武藤のファンだという真澄(原沙知絵)の検死によると、転落による傷以外に打撲痕や内出血が複数あることが判明。さらに右足の膝と右腕の肘に打ち身による炎症があり、薬が塗られていたという。志保(羽田美智子)と村瀬(津田寛治)は真澄に立ち合ってもらい、それぞれの傷を検証。

 スタッフの安田(清水優)によると、武藤は撮影所に来る途中、自転車で転びケガをしたとか。ベテランのスタントマンが自転車で転ぶことなどあるのか。志保と村瀬が武藤の自転車を調べると…。

 香織によると、夫の武藤はスタントマンについて「もともとやりたい仕事ではなかった」と言っていたらしいが、倫太郎(渡瀬恒彦)と直樹(井ノ原快彦)は、武藤が入社当時に書いた自らの葬儀プランに「スタントマン時代の写真を飾りたい」といった言葉を見つける。武藤はスタントマンという仕事に愛着があったように思えるが…。転職した5年前に何かあったのか!?

 青柳(吹越満)が現場で拾った吸殻が主演俳優の影山のものであることがわかった。アクションにこだわる武藤のせいで撮影スケジュールは遅れ、予算もオーバー。武藤を復帰させた影山は、そんなスタッフの不満を解消すべく、事件現場の屋上で武藤と話し合ったらしい。
 その交渉が決裂し、怒った影山が武藤を突き落したのか?倫太郎は、長年武藤とコンビを組んでいた影山に、なぜ5年前に武藤は引退したのか、その理由を聞くのだが…。

 武藤が引退した本当の理由とは?武藤が抱えていた知られざる苦悩、そして意外な事件の結末とは?