花火大会で露天爆発 59人けが重傷19人

京都府福知山市由良川河川敷で15日に起きた福知山花火大会での露店の爆発事故で、負傷者は16日までに3~85歳の計59人となった。うち19人が全身やけどなどの重傷。10歳の男児が集中治療室(ICU)で手当てを受けるなど、5人の症状が特に重いという。兵庫県の公立豊岡病院によると、10代の男性1人が意識不明の重体となっている。

 京都府警は16日午前、消防と合同で実況見分をした。近くの住人は「露店の発電機に給油する際に火が入り、ガスボンベに引火したのではないかとの話が現場で出ていた」と話しており、府警は業務上過失傷害容疑で事故原因を詳しく調べる。

 爆発事故は花火大会が始まる直前の15日午後7時半ごろ、由良川西岸のメーン会場で発生。露店は川沿いの通路の両脇に数十店並び、見物客らで混雑していた。

 消防によると突然、現場で爆発音とともに火柱と黒煙が上がり、露店3店が炎上、倒壊した。露店のプロパンガスのボンベが爆発した可能性がある。

 地元の商工会議所などによると、現場付近ではベビーカステラや空揚げなどを販売する露店が夕方ごろから営業を開始。最初に爆発音がした後、主催者側から避難を呼びかけるアナウンスが流れる中、ふたたび爆発が起きた。(共同)

nikkansports.comより引用しました。