暑さに悩む主婦の救済レシピ、「夏の涼理術」を教わってきた!

8月に入り、再び暑い日が続きますね。我が家のキッチンは構造上クーラーが入りづらく、毎日汗だくで調理しています。そんな中、キッチンの向こうで「ごはん何?またそうめん?」なんて家族に言われた日には、「そうめんだって作るの暑いんだからね!!」と叫んでしまいかねません。

■主婦の87%が“夏の料理は憂鬱”

味の素が主婦360人を対象に行った調査でも、およそ87%の主婦が、他の季節に比べ「夏の料理は憂鬱」と感じているそうです。火を使うキッチンはどうしても暑くなり、毎日立つのはなかなか苦痛のようですね。

主婦に夏休みがないのは分かっています。でもせめて、少しでもラクして美味しい料理が作りたいですよね?!

■“火を使わない”レシピを求めて「若宮ヘルシークッキングスタジオ」へ

そこで今回、「若宮ヘルシークッキングスタジオ」が提供する「夏の“涼理”教室」に潜入取材してきました。この教室では、調理中の暑さを和らげる“涼しい”料理術を教えてくれるというのです。

料理を教えてくれるのは、栄養士・料理研究家の若宮寿子先生。フードコーディネーターとして企業のコンサルタントや、衛生指導なども行っているそうです。

この日料理教室に参加したのは、幅広い年代の女性6名。まずは、レシピの主旨やポイントについて先生から説明があります。

すでにお気づきかと思いますが、“涼理”という表現には「カンタンに涼しく作れる料理」の意味が込められているそうです。そして、今日はなんと火を一切使わずに1食仕上げてしまうのだとか。ん?それって冷たい料理ばかりになるってこと?

■火の代わりに使うのは「電子レンジ」

説明が終わり、それぞれがメニューを分担して調理を開始。主菜から副菜まで5品を作ります。献立は、「豚肉とゴーヤのレンジ炒め」「レンジかぼちゃのサラダ」「切り干し大根とあさり缶の和えもの」「豆腐ときゅうりの冷汁」「雑穀のしょうが飯」。そういえば、最近5品も並ぶ食事なんて作ってない・・・。

涼理ポイント“火を使わない”で活躍するのは、電子レンジ。野菜を柔らかくするのにはもちろん、今日は炒め物も電子レンジでこなします!豚肉と旬野菜『ゴーヤ』を使ったレンジ炒めは、ゴーヤとパプリカ、豚肉などを一緒にレンジで温めるだけ。“生肉に直接触れないよう、ポリ袋に入れて下味をつける”など、生肉を衛生的に調理する工夫もたくさん聞けました。

あえてゴーヤは塩もみせず、切ったらそのまま使用。タンパク質と一緒に食べると苦味がやわらぐのですって。なるほど~。

野菜と豚肉を時間差で加熱することで、とっても色鮮やかに仕上がります。

■ さらなる“涼理”のポイントをご紹介

郷土料理で有名な冷汁も、家庭で気軽に作れるレシピにアレンジ。ここで、涼理ポイントその2“洗い物を増やさない”。最初から個々の器で作っちゃえば、鍋もボールもいりません。

お皿に味噌と「ほんだし」を入れて、ポットのお湯を少量足してかくはんします。あとは豆腐ときゅうり、ミネラルウォーターを入れるだけと、とっても簡単。

次の涼理ポイントは“時間をかけない”。食材が傷みやすい夏は、買い置き食材を有効活用しましょう。切り干し大根とあさりの水煮缶、つまり乾物と缶詰のダブル“カン”使いでつくる和え物は、あさり缶の磯臭さを消すために、柚子こしょうを効かせます。材料を混ぜるだけであっという間にできて、貝殻などのゴミが出ないのも良いですね。

そうこうしているうちにご飯も炊け、レンジで柔らかくしたかぼちゃのサラダも完成。5品が並ぶ色鮮やかなお膳が仕上がりました。教室内は涼しいまま快適。フライパンや鍋などの大きな洗い物もなし。すっかり“デキる”主婦気分です。

■お待ちかねの実食

改めて見ても、野菜がたくさん摂れて体に嬉しいヘルシーメニュー。全体の味付けのバランスも良く、ショウガの香り立つ雑穀ご飯が止まりません。味噌と薬味がよく合う冷汁でさらさらと流し込み、ぺろりと完食。自然とよく噛んで食べていたようで、満腹感もしっかり得られました。

個人的には、マヨネーズ×ヨーグルトのソースに、甘いレーズンがアクセントになったかぼちゃサラダがまるでお店の味のようで新発見。家でさっそく試してみたいと思います。

■「夏の“涼理”術」をもっと知りたい方へ

教室では、主婦ならではの時短裏ワザや、夏場は特に気を付けたい“食中毒”対策など、レシピ以外も勉強になりました。若宮先生の明るいキャラクターもあり、「料理って楽しい」と再認識。料理へのモチベーションを取り戻せたかもしれません。

なお、味の素のレシピコミュニティサイト「AJINOMOTO PARK」内では、夏の主婦をサポートする「夏の涼理術」コーナーを展開中。カンタンに涼しく作れるレシピが19種類も紹介されています。レシピをもっと知りたい方は、こちらも参考になりますよ。さっそく、今日の献立に取り入れてみてはいかがでしょうか?

アメーバニュースより引用しました。