新ご当地ナンバー10地域で認定 「飛鳥」は落選。でも「世田谷」に反対と初提訴

国土交通省は2日、自動車のナンバープレートに希望する地名を表示できる「ご当地ナンバー」の新規導入を希望していた8都県11地域のうち、「平泉」(岩手)など10地域を認めると発表した。2014年度から交付する。「飛鳥」(奈良)は対象地域の自動車登録台数が10万台を超えるという条件を満たさず認められなかった。

 「奄美」(鹿児島)も登録台数が10万台を下回ったが、離島に限って条件を緩和したため認められた。国交省は登録台数のほか、ナンバー導入の狙いが明確かどうかや住民の賛成が多いかも考慮し、有識者による審査を経て決定した。

 ご当地ナンバーは今回が2回目の募集で、知名度を上げ、観光振興や地域活性化につなげようと地方自治体が応募した。06~08年に「富士山」など19地域で導入された。

 通常のナンバーは、管轄する運輸支局や自動車検査登録事務所の所在地などを表示している。

転載元:産経ニュース

 

「世田谷」に反対と初提訴、「品川ナンバー」がいい

東京都世田谷区が「ご当地ナンバー」として国に申請した「世田谷」ナンバーの導入に反対する区民23人が「地元の意向を十分に調べていない」として、申請を認めないよう国に求める訴えを1日、東京地裁に起こした。原告側によると、ご当地ナンバーをめぐる行政訴訟は全国で初めて。

 ご当地ナンバーは地域振興などを目的に平成18~20年に「富士山」「会津」など19地域で導入され、今年2~6月に国土交通省が第2弾を公募。世田谷区など8都県の11地域が名乗りを上げている。

 

 原告側は訴状で「世田谷区は住民の約8割が賛成、としているが、アンケートの回答者の4割近くは免許を持たず、7割以上が60歳以上の高齢者で偏りがある」と指摘。さらに「現在の『品川』ナンバーから変われば住所が特定される恐れもある」などと主張している。

産経ニュースより引用しました。