【都知事選2014】積雪…気をもむ各陣営 檜原村投票開始、2時間繰り下げ

大雪は東京都知事選投開票日の9日未明ごろまで降り続く見通しだ。雪が残る中での審判の日は、戦後初の事態。主要候補の陣営は「投票行動が読めなくなった」などと、無党派層の動向に気をもんだ。

 都選挙管理委員会によると、都知事選は春の統一地方選で行われていたため、冬の実施は前回の平成24年12月に続き2度目。この時は62・60%で、その前の23年4月は57・80%だった。一般的に、投票率が低いと無党派層の出足が悪く、組織が支援する候補が有利とされる。

 「大きな組織にかなわなくなる」というのは宇都宮健児氏(67)の陣営。一方、舛添要一氏(65)サイドは「無党派層にも浸透しているので、高くても低くても大きな影響はない」と意に介さない。細川護煕氏(76)の陣営関係者は「無党派層に入れてもらえないと勝てない。高い方がいいのだが…」と話し、田母神俊雄氏(65)の陣営幹部は「低いと確実にマイナス」とうつむいた。

 都内の区市町村では、投票所周辺などの雪対策に追われた。投票所が70カ所に上る大田区では、選管以外の部署も総動員で、融雪剤や雪かき用スコップの準備を進めた。

 多摩西部の檜原(ひのはら)村では、大雪の影響で午前7時の投票開始が困難となったため、全投票所で開始時間を2時間遅らせ午前9時からとすることが決まった。都選管は、投票に出掛ける有権者に路面凍結などに注意するよう呼びかけている。

 

msn産経ニュースより引用しました。