小林カツ代さん死去 76歳「きょうの料理」30年

家庭料理を分かりやすく紹介し、テレビや雑誌で活躍した料理研究家の小林(こばやし)カツ代(よ)さんが二十三日、多臓器不全のため死去した。七十六歳。大阪市出身。葬儀は近親者のみで行った。後日、お別れの会を開く。

 結婚後に料理の勉強を始め、独学で調理法を研究した。テレビ局に投書してワイドショーなどで料理コーナーを提案したのをきっかけに出演。手軽でおいしい調理法を、歯切れの良い明るい口調で分かりやすく解説するスタイルが人気を集め、NHK「きょうの料理」の講師を三十年近く務めた。

 料理教室を主宰する一方、キッチン雑貨のプロデュースからエッセーの執筆まで幅広く活動した。

 二〇〇五年にくも膜下出血で倒れ療養していた。

 著書に「小林カツ代の超料理法」「カツ代ちゃーん!」「いただきま~す」などがある。長男は料理研究家のケンタロウさん。

 

東京新聞より引用しました。