追い込まれた主役・横峯さくら、悲壮な決意「向き合ってやる」

賞金女王を争う2人が、2日目にして優勝争いから遠ざかりそうな気配だ。

 約280万円差で賞金ランク2位の横峯が4年ぶりの女王となるには、単独8位以上(森田が15位以下)が最低条件。ところが森田を3打差で追いかける展開に。ショットが乱調だった前日よりも「状態は悪かった」と、表情は晴れない。

 3オーバーで迎えた15番(パー4)では、第1打を左の林に打ち込んでボギー。17番(パー3)は3パット、18番(パー4)も残り160ヤードの第2打をグリーン右のラフに外し連続ボギーと、上がり4ホールでスコアを落とした。「いいショットを打ってもグリーンをこぼれる。グリーンが硬いので計算が難しい」と流れに乗れない。

 一方の森田からも「ショットが良くないし、パットも入らず大変でした」と景気のいい言葉は出てこない。高麗グリーンにパットの感触が合わず、この日はバーディーなしの1ボギー。「疲れがあるので苦しい。あと2日でバーディーをたくさん取れたらいい」と気力を振り絞った。

 ここまで横峯のバーディーはわずか1つ。追撃は現実的に厳しくなった。それでも「諦めることができたらすごく楽になるけど、ゴルフは何が起こるか分からないので向き合ってやるしかない」と悲壮な決意で残り2日間に挑む。(松本恵司)

msn産経ニュースより引用しました。