アイソン彗星消滅、広がる落胆 ネット中継、ツアー…すべて不発

世紀の天体ショーが夢と消えた。29日未明、アイソン彗星は蒸発、消滅したとみられ、天文ファンらが待ち望んだ観測ツアーやインターネット中継は不発に。「残念」「想定外」。各地で落胆の声が広がった。

 北海道陸別町の「銀河の森天文台」。彗星が太陽に最接近した直後の様子を望遠鏡でとらえ午前7~9時にインターネット配信する予定だった。主任の筧伸浩さん(40)は「皆さんにはいち早く見てもらいたかったが、何も映っていない中継になってしまった」。

 チャーター機でツアーを企画した全日空系「ANAセールス」担当者は「蒸発は想定外。全く見えないなら中止だが、少しでも見えるなら実施も検討したい」と困惑した様子。同社は12月8日未明に羽田空港に集合し宇宙飛行士の山崎直子さんのトークショーの後、夜明け前に遊覧飛行するツアーを発売。料金は大人2人で約10万円と高額だが、天候に関係なく観測できるとの評判で約100席が15分で完売したほどだった。

msn産経ニュースより引用しました。