商標登録失敗でも…「おんせん県」CM作った県

大分県は観光キャッチフレーズ「おんせん県」をPRするテレビCMを制作し、4日から福岡、15日から関西で放送する。

 香川の「うどん県」に続こうと「おんせん県」の商標登録を出願したが失敗。「温泉は大分だけじゃない」と批判されたことを逆手に取り、出演した県民が「(たた)かるんわ、商標登録は取れんわで、もう『滑って転んで大痛(おおいた)県』だったんよ」と笑いを誘っている。

 源泉数、湧出量がともに日本一を誇る大分県は昨年10月、商標登録を出願した。特許庁は5月、「温泉が多い県を紹介する言葉として広く使われている」として登録を認めなかった。

 CMは別府、由布院などで撮影し、湯船につかるなどした県民が出演。「おんせん県って言っちゃいましたけん!」の文字が大写しになり、関あじ、関さば、カボスなどの特産品もアピール。福岡、関西で計9種類を流す。インターネットでは予告編を公開している。

 広瀬勝貞知事は「ほんのりとした味とおかしさがあり、好感を持ってもらえるのでは。県民の皆さんは、なかなか役者です」と自信を見せている。

YOMIURI ONLINEより引用しました。