四国・早明浦ダムで第3次取水制限 少雨受け4年ぶり

香川、徳島両県の水源・早明浦(さめうら)ダム(高知県)の貯水率が少雨の影響で低下し続けていることを受け、四国地方整備局や四国4県でつくる「吉野川水系水利用連絡協議会」は19日午前9時から、両県向け用水の取水制限を強化する第3次取水制限に入った。

 3次制限は平成21年以来4年ぶり。供給量を香川用水で50%、徳島用水で18.9%カットした。

 ダム上流域では7月から少雨が続き、8月の降雨量は45.4ミリと平年の9.5%にとどまっている。貯水率は19日午前0時現在32.2%で、平年(80.4%)を大きく下回っており、このまま雨が降らなければ、今月末にも貯水率がゼロになる見込み。ダム湖では普段は沈んでいる高知県大川村の旧庁舎の屋根が水面の上に見え始めた。

 3次制限入りに伴い香川県と県内12市町が渇水対策本部を設置し、9市町が水道水の減圧給水を始めたり強化を実施。調整池「宝山湖」(同県三豊市)からも取水し、約1カ月は水道水を確保できるという。

産経ニュースより引用しました。