ミラン本田、セリエAデビュー!ポスト直撃の豪快シュートで流れ変えるも無念の敗戦

「イタリアリーグ・サッスオロ4‐3ACミラン」(12日、サッスオロ)

 日本代表MF本田圭佑が移籍初戦となるセリエA第19節・サッスオロ戦の後半20分にFWロビーニョに代わって投入され、イタリアデビューを果たした。

 ロビーニョと同じ2列目のポジションに入った本田は、ピッチに入るや否や、積極的なプレーでチームを鼓舞した。激しいプレスで相手ボールを奪うシーンもあり、右からのショートコーナーキックも担当。後半24分には、左からのクロスに合わせたヘディングシュートを放ったが、味方のFWパッツィーニに当たる不運で得点にはつながらなかった。

 30分には右サイド、ゴールまで約35メートル地点からフリーキックも蹴ったが、キーパーにキャッチされた。後半38分には、ゴールほぼ正面から。左からの低いクロスを左足でボレーシュート。ボールは惜しくもポストに直撃し、わずか数センチの差でデビュー戦ゴールはならなかったが、スタジアムをどよめかせた。

 本田の投入で、ミランの攻撃に勢いがつき、後半途中からは攻勢一方。41分には、途中出場のMFモントリーヴォのゴールで1点差に迫ったが、反撃もそこまで。最後までゴールに迫り続けるも、1点差届かず、本田の初陣は黒星となった。

 それでも、本田にとってはCSKAモスクワ時代の昨年12月6日、ロシアリーグ第19節のFKクラスノダール戦以来、約1カ月ぶりの試合ながら、上々の動きを披露。懸念されたコンディション面にも不安のないところを見せつけた。

 試合はミランにとって、予想外の大苦戦。2点を先制しながら、セリエA昇格1年目で、この日試合前まで18位と低迷していたサッスオロに、よもやの逆転を許した。

 ミランは前半9分、本田と同じ2列目で起用されたブラジル代表FWロビーニョがゴール右隅に決めて先制。直後の13分にはサッスオロのミスをついて、MFクリスタンテのクロスをイタリア代表FWバロテリが豪快に右足でゴール左隅に叩き込み、2‐0とリードした。

 本田は前半は、ベンチで冷静に戦況を注視。バロテリのゴールの瞬間には、拍手でチームメートを称えた。

 だが15分、サッスオロのFWべラルディのシュートで1点を返されると、28分、41分にもベラルディに決められ、逆転を許して前半を終えた。後半2分にもベラルディに4点目を許し、さらにリードを広げられた。

 

yahooニュースより引用しました。