「まずはワインで乾杯」条例、北海道富良野市で成立

北海道富良野市議会は13日、特産のワイン振興に向け「まずはふらのワインで乾杯条例」を可決した。地酒や焼酎での乾杯を促す条例は全国で制定が進むが、ワインは珍しいという。

 ワインやぶどうジュースで乾杯する習慣を広めることが目的で、ブドウ生産を後押しする狙いもある。他の飲み物で乾杯しても罰則はない。

 富良野市は寒冷な気候を生かし、1972年にワイン生産などを研究するぶどう果樹研究所を設置。ふらのワインは市直営工場で造られ、昨年度は約30万本を生産した。

 日本酒造組合中央会(東京)によると、地酒や焼酎での乾杯を促進する条例は全国約30の自治体で施行されている。

 ふらの観光協会は「地元の消費にとどめることなく、旅行客にも魅力を伝えたい」としている。

msn産経ニュースより引用しました。