ソチ五輪:閉会式 旗手・小笠原、羽生、浅田ら笑顔で参加

◇開会式での失敗逆手 「四輪」から「五輪」に

 【ソチ藤野智成】第22回ソチ冬季五輪は最終日の23日午後8時過ぎ(日本時間24日午前1時過ぎ)から閉会式が行われ、史上最大規模の7競技98種目にわたった17日間の冬の祭典が幕を閉じた。約120人が参加した日本選手団の旗手は、開会式と同様にカーリング女子5位入賞の小笠原歩(35)=北海道銀行=が務めた。

 フィギュアスケートの日本選手も参加し、この種目で日本男子初の金メダルに輝いた羽生結弦(ゆづる)(19)=ANA=、女子の浅田真央(23)=中京大=らが笑顔で行進。雪の結晶が五輪マークに変わる演出で一つの輪が開かなかった開会式での失敗を逆手に取り、閉会式では同じ「四輪」状態を再現したうえで「五輪」の人文字を完成させ、会場を沸かせた。

 今大会は過去最多88カ国・地域(国際オリンピック委員会から資格停止処分を解除されたインドが大会中に追加)から約2800人が参加。日本のメダル数は8(金1、銀4、銅3)、入賞数は28に上った。ともに海外開催五輪では過去最多で、1998年長野五輪(メダル10、入賞33)に次ぐ好成績だった。

 次回の2018年冬季五輪は韓国の平昌(ピョンチャン)で開かれる。

毎日新聞より引用しました。