真央復活の裏に浅田舞の一喝

ソチ五輪の女子フィギュア、ショートプログラム(SP)で16位と崩れながら、フリーで復活、6位入賞を果たした浅田真央の姉・浅田舞が21日、NHK「ソチオリンピック」(後7・30~)に生出演。フリー当日(現地時間20日)の公式練習後、真央に電話して、「叱った」ことを涙で明かした。また、妹・真央には「もう我慢しなくていい、泣いていんだよ、と抱きしめてあげたい」と語った。

 日本中が、世界が感動した復活劇には、家族の秘話があった。

 舞は番組終了間際、真央のフリーの演技を見ながら、涙、涙…。「ショートプログラムが思うように順位が伸びなくて。お姉ちゃんの目線から見ると、大丈夫かなって思ってたんですけど、でも本当によく頑張った」と大粒の涙をボロボロと流した。

ありえないミスを連発したSP後は、「本当に自信を失った顔をしていた」ように見え、「本当に(フリー)滑れるのかな。当日の公式練習終わった後も、(SP後の)公式インタビューの時と顔が変わってなくて、心配になった」という舞は、公式練習後に真央に直接電話をかけたという。

 こういう時はどういう言葉をかけたらいいのか…。本当は『大丈夫だよ』と言ってあげたい。でもそれは周りの人達が言ってくれているだろう。「優しい言葉じゃだめだ」と思った舞は、「家族だからこそ」、あえて厳しい言葉をかけたことを明かした。

 「喝を入れるために、叱りました」と打ち明けると、涙が止まらなくなった。

フリー演技後の表情を見て「メダルは獲れなかったんですけど…、最後まで諦めずに戦う姿は…会場の多くの方に伝えられたんじゃないかな、と…」と涙で途切れ途切れになりながら、「(フリーの演技後は)涙をこらえている姿が印象的だった」と妹の心情を思いやった。

 今は「良かったね、頑張ったね、という言葉しかない」という舞。「(帰ってきたら)『もう涙を我慢しなくていいんだよ、もう泣いていいんだよ』とギュッと抱きしめてあげたい」と涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら、最後は笑顔で語っていた。

 

デイリーより引用しました。