チャートで見る音楽の歴史

1960年代に比べ、現代の音楽では「愛」よりも「お金」について歌われるようになった。データ・アーティストのニコライ・ラム(Nickolay Lamm)さんがビルボード・ホット100にランクインしたシングル曲(1960年から現在)の歌詞を分析した結果を公表した。

 彼が作ったチャートを見ると、昔の歌では「さびしい・孤独の(lonely)」「悲しい(sad)」「愛している(I love you)」など、感情をじかに表す言葉がよく使われていた。一方、現代の歌では「お金(money)」「セックス(sex)」「たばこ・マリファナ(weed)」「身体(body)」「ファウル(foul)」「憎しみ(hate)」「殺す(kill)」などが人気のキーワードとなっている傾向が見られた。

  ラムさんは、ビルボードの年間シングルランキング100を用いて、曲のなかに特定の歌詞がどのくらい使われているかを調査した。チャート内の各セルが1曲を表しており、色が赤いほど、その特定の言葉が歌詞に多く含まれている。

例えば、「愛(love)」の場合、その歌詞の単語100のうち5個が「love」ならば、最も濃い赤に色づけされる。

INTERNATIONAL BUSINESS TIMESより引用しました。