五輪ノルディック複合:個人ノーマルヒル 渡部暁斗が銀

 【ソチ江連能弘】ソチ五輪第6日の12日は、ノルディックスキー複合の個人ノーマルヒルを行い、日本のエース渡部暁斗(わたべあきと)(25)=北野建設=が銀メダルを獲得した。第5日の11日に行われたスノーボード男子ハーフパイプの平野歩夢(あゆむ)(バートン)の銀、大阪・上宮高3年の18歳、平岡卓(たく)(フッド)の銅に続く2日連続のメダルで、日本勢では3個目となった。ノルディック複合でのメダルは、1994年リレハンメル五輪の団体の金と個人での河野孝典の銀以来、20年ぶり。

 渡部暁は前半のジャンプで130.0点の2位と好発進。距離で粘りの走りを見せたが、トップではゴールできなかった。渡部善斗(22)=早大=は15位、永井秀昭(30)=岐阜日野自動車=が22位、加藤大平(29)=サッポロノルディックク=は31位。

 渡部暁は長野県白馬村出身。3大会連続の五輪代表で、トリノ五輪は個人スプリント19位、バンクーバー五輪は個人ラージヒルで9位。昨季のワールドカップ(W杯)では個人総合3位に入った。

 ◇LHでは今度こそ金

 渡部暁斗の話 金メダルを狙って勝負を仕掛けたけど、僕の実力不足でした。(2位は)自分らしい位置だと思う。(個人ラージヒルでは)今度こそ金メダル、1個高い表彰台に上がりたい。

 

毎日新聞より引用しました。