佐村河内守のゴーストライター騒動に対する各社のコメントまとめ TBS・NHK・レコード会社など

先日発覚した佐村河内守氏のゴーストライター騒動。彼自身は作曲も出来ず譜面も読めないとゴーストライターの新垣隆氏が告白。出会いから現在に至るまでの経緯を昨日の記者会見にて発言し、そのなかには「耳は聞こえている」ともとれる発言もあった。

騒動はまだ収まらない渦中の人物である佐村河内守氏だが、何も大騒ぎなのは彼自身だけではない。彼を取材したメディアやレコード会社もてんやわんやである。今回はそんな各社のコメントをまとめてみたのでご覧頂きたい。

中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS)

TBSの『中居正広の金曜日のスマたちへ』、通称『金スマ』は2013年4月26日に佐村河内守を取り上げていた。それに対するコメントは次の通り。

お知らせ
2013年4月26日、金スマでは佐村河内守氏を取り上げましたが
その時点では別人が作曲していることに気付くことができませんでした。
毎週楽しみに見てくださっている視聴者の皆様にお詫び申しあげます。

ゴーストライターが居たことが気づかなかったとコメントそれ以上はコメントしていない。

NHKスペシャル』(NHK

NHKスペシャル』では数か月にわたり佐村河内守氏を密着取材していた。このときは『魂の旋律 ~音を失った作曲家~』というタイトルで放送し彼自身が聴力を失った作曲家として取材。長い間取材していなかったがそれに気づくことが出来なかったという。『NHKスペシャル』に次のようなコメントが掲載されている。

NHKスペシャルでは、去年3月31日、「魂の旋律~音を失った作曲家~」と題し、両耳の聴力を失った作曲家として、佐村河内守氏を紹介いたしました。
しかし佐村河内氏が、NHKに対して、自らは作曲しておらず、代わりに作曲していた人物がいることを明らかにしました。佐村河内氏は、「曲の全体構成や曲調などをその人物に伝えたが、自分では曲を作っていない」と話しています。
NHKは、放送当時、本人が作曲していないことに気づくことができませんでした。
視聴者の皆様や、番組の取材で協力していた方々などに、深くお詫び申し上げます。

ネットではこの『NHKスペシャル』に対して「なんで気づけなかったなんだ」「知ってただろ」と批判が相次いでいる。

日本コロムビア』(レコード会社)

佐村河内守名義のレコードを販売、契約していた日本コロムビア。コメントは2つ掲載されており、記者会見以前の物(2月5日付)そして本日付の物が掲載。その内最新のコメントのみを次に掲載。

佐村河内守氏につきまして(2)
当社は佐村河内守氏に関する一連の報道および「ゴーストライター」とされる新垣隆氏の記者会見の内容を確認いたしました。

ただし、現時点において当該内容の正確な真偽については、佐村河内守氏側からの確認は得られておらず、当社と致しましては引き続き、佐村河内守氏代理人弁護士を通じて、今回の件に関する事実関係が明らかにされるよう働きかけをしております。

しかしながら、佐村河内守氏作曲とされる当社発売商品については、その作曲者表示に誤りがあることが判明いたしましたことから、当社は既に該当商品の出荷および配信の停止を行い、さらに小売店に対しては、該当商品の販売中止をお願いしております。

当社といたしましては、商品発売時点においては全く想定をしていなかった事態であり、佐村河内守氏に対しては強い憤りを感じております。
関係各位に、ご迷惑とご心配をお掛けしておりますことを深くお詫び申し上げます。

要約すると真意が不明で佐村河内守側からの確認も得られていないという内容。日本コロムビア佐村河内守名義のCDを出荷停止として対応。そのせいもあり、ネットオークションには大量の出品が行われている。今朝まで確認が出来ていた『アマゾン』と『楽天』の商品ページも現在は閲覧できなくなっている。

また広島市はコメントは出していないが「市民賞を取り消し」と発表した。まだまだ波紋を呼びそうなゴーストライター問題である。

『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS)
『NHKスペシャル』(NHK)
『日本コロムビア』(レコード会社)

 

ゴールドラッシュより引用しました。