私は「バーボンではありません」、“Tennessee WHISKEY”です

ジャックダニエル」は、米国ブラウン・フォーマン社がつくるアメリカを代表するアメリカン・ウイスキーだ。1866年に米政府に初めて公認されたウイスキー蒸溜所である。それ以来、伝統的な製法を守り続けており、樽詰め前に蒸溜原酒をサトウカエデの木炭で濾過する「チャコール・メローイング製法」による、まろやかでスムーズな味わいと深みのある香りを特長だ。

 ジャックダニエルはオーセンティックな本格バーなどでは、「ジャックダニエルズ」とラベル表記のまま発音する場合もあり、さらには米代表ブランドの「ケンタッキー・ストレートバーボン」連合から仲間外れにされたことを逆手にとって差別化するラベル表記のどおりに「テネシーウイスキー」とメニューに表記する場合もある。因みに、テネシー(Tennessee)ウイスキーのスペルは「WHISKEY」でWHISKYではない。ウイスキーファンならこの違いはご存じですね。

 ところで、昨年から期間限定で展開している東京・銀座の「ジャックダニエル」のオフィシャルBAR『ジャックダニエル・リンチバーグ・バレルハウス』が今年もオープンした。日本で「ジャックダニエル」を取り扱うアサヒビールとブラウン・フォーマン・ビバレッジス・ジャパンが共同で行う。

 展開2年目の今年は店舗を東京・銀座に加えて大阪・梅田にもオープン。東京・銀座の『ジャックダニエル・リンチバーグ・バレルハウス TOKYO』は1月24日(金)から3月7日(金)まで、新展開の大阪・梅田『ジャックダニエル ・リンチバーグ・バレルハウス OSAKA』は2月6日(木)から3月14日(金)までの期間限定でオープン。
 
 オフィシャルBAR『ジャックダニエル・リンチバーグ・バレルハウス』は、米テネシー州リンチバーグにある同蒸溜所のウイスキー熟成貯蔵庫(バレルハウス)を模したデザイン。BARの壁一面に並べたバレル(アメリカンウイスキーの熟成樽の名称)や、チャコール・メローイングを再現したディスプレイを展示し、その製法を見ながら「ジャックダニエル」を飲むことが出来る。

 お勧めは日本未発売のウイスキーで、「ジャックダニエル」の愛飲家として知られる歌手フランク・シナトラと「ジャックダニエル」の深いつながりを記念して造られた「ジャックダニエル・シナトラセレクト」や、昨年9月に新発売となったフレーバード・ウイスキー「ジャックダニエルテネシーハニー」、昨年の人気メニューだった「ジャック・ファミリーテイスティングチャレンジ」やオリジナル カクテルなど。?

 なかでも「ジャックダニエル・シナトラセレクト」は、このBARだけでの提供で、これ以降も日本国内での発売は未定だという。このシナトラセレクトだけを試すために出かけるのも悪くない、と思う。2杯目以降の店なら周りにいくらでもあるからね。

 「ジャックダニエル・リンチバーグ・バレルハウス Tokyo」東京都中央区銀座2-6-3/1月24日~3月7日限定オープン。「同・Osaka」大阪府大阪市北区芝田2-3-7/2月6日~3月14日限定オープン。(編集担当:吉田恒)

 

Economic Newsより引用しました。