2014年本屋大賞ノミネート作品10作が決定

全国の書店員が一番売りたい本を選ぶ「本屋大賞」の2014年ノミネート作品10作が決定した。

全国書店員がいちばん売りたい本を選ぶ!

本屋大賞」は、出版不況を背景に、著者でも出版社でも取次でもなく、商品である本と顧客である読者、その両者と最も身近で接する書店員が、その時一番売りたい本を選ぼうというコンセプトで設立された小説賞。

同賞は2004年から開始され、2014年で第11回目の開催となる。本屋大賞の他にも、過去1年に日本で翻訳された小説を対象とした翻訳小説部門や、1年以上前に刊行された小説を対象とする発掘部門もある。

「2014年本屋大賞」ノミネート作品が出揃う!

「2014年本屋大賞」は、2012年12月1日から2013年11月30日の間に刊行された(奥付に準拠)日本の小説を対象に、オンライン書店を含む新刊書の書店員の投票で決定する。

今年は、執筆活動を休止していた森見登美彦さんによる3年ぶりの長篇小説『聖なる怠け者の冒険』や、脚本家ユニット・木皿泉さんの初となる小説集『昨夜のカレー、明日のパン』、ラッパー・俳優としても知られるいとうせいこうさん『想像ラジオ』など、どれが大賞となってもおかしくない人気作品10作がノミネートされた。

これから二次投票が行われ、大賞は4月8日(火)に決定するとのことだ。

過去には、映画化もされた三浦しをんさんの『舟を編む』などを大賞に選出、さらなる読者の獲得に貢献している小説賞だけに、今回の受賞の行方にも注目が集まっている。

「2014年本屋大賞」ノミネート作品一覧

長岡弘樹『教場』(小学館

中村文則『去年の冬、きみと別れ』(幻冬舎

岩城けいさようなら、オレンジ』(筑摩書房)

辻村深月『島はぼくらと』(講談社

森見登美彦『聖なる怠け者の冒険』(朝日新聞出版)

いとうせいこう『想像ラジオ』(河出書房新社

万城目学『とっぴんぱらりの風太郎』(文藝春秋

和田竜『村上海賊の娘』(新潮社)

木皿泉『昨夜のカレー、明日のパン』(河出書房新社

柚木麻子『ランチのアッコちゃん』(双葉社

 

ガジェット通信より引用しました。