大波乱! 開催国王者が南米王者を下す

18日に行われたクラブ・ワールドカップ(W杯)第2試合、ラジャ・カサブランカアトレチコ・ミネイロの一戦は、3ー1でラジャ・カサブランカが勝利した。この結果、決勝戦のカードは、ラジャ・カサブランカバイエルン・ミュンヘンに決まっている。

開催国枠で参加しているモロッコ王者のラジャ・カサブランカは、これが初戦となる南米王者アトレチコ・ミネイロを相手に、ここまでの勢いを見せる。

アトレチコ・ミネイロは前半、ジョーらに決定機があったものの、ラジャ・カサブランカがそれ以上のインパクトを残した。南米王者顔負けの技術を見せて、格上相手に互角以上の戦いを披露する。

スコアが動いたのは後半に入ってから。51分、ラジャ・カサブランカが先制する。カウンターを仕掛けると、左で相手を引きつけたハフィディが中央へパス。ヤジョーリが決めて、まさかの展開になった。

これでラジャ・カサブランカがさらに勢いづいたが、ロナウジーニョがこの雰囲気を壊す。64分、見事なFKを直接決めて、会場の雰囲気は一変した。

しかし、ピッチ上のチームは引きずらなかった。追いつかれても気落ちしなかったラジャ・カサブランカは、ヤジョーリがペナルティーエリア内で転倒すると、主審はレーベルのファウルと判定。厳しい判定にも見えたが、ラジャ・カサブランカはこれでPKを獲得し、ムトゥアリが勝ち越し弾を決める。

崖っぷちの南米王者は前に出たが、アディショナルタイムにはその隙をついたラジャ・カサブランカが3点目を挙げて試合終了。

ラジャ・カサブランカが開催国枠で参加したクラブで初となる決勝進出を決めた。結果はサプライズだが、内容では十分に勝利に値するものを見せただけに、21日の決勝戦も期待できそうだ。

(C)Goal.com

yahooニュースより引用しました。